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IT導入 地域課題解決

石川県内における食品・飲食業界でのデジタル化事例の紹介

コロナ禍の中、影響を大きく受けている食品・飲食業界。観光客等の顧客の減少、より売れ筋商品の変化など様々な影響がありました。また、政府のコロナ禍対策の状況によって観光客の数は目まぐるしく変化しています。見通しが不透明な状況の中、石川県内でデジタル化を推し進めて事業再構築・発展を目指す企業事例を紹介します。

※当事業は一般社団法人石川県情報システム工業会の食品関連産業デジタル化先進事例調査事業です。

紹介事例

1の1 NONOICHI

「トライアンドエラー」の精神。デジタルのメリット・デメリットに前向きに取り組む。

「1の1 NONOICHI」は、野々市市観光物産協会の物販品、シェアオフィス、シェアキッチン、食堂などが同居する複合施設。飲食店プロデュースの「おまめ舎」(野々市市)と野々市市観光物産協会が共同で2019年から運営しています。半官半民のイメージですが、形としては民間の施設という位置づけです。利用者は1日平均300人程で、イベント開催日は1日1,000人程度。10~20代のカップルから80~90代のお年寄りまで、幅広い客層に利用されています。
株式会社レモネード・レモニカ

いち早くITを導入。社内業務とユーザーへのクロージングを徹底効率化。

株式会社レモネード・レモニカは、オリジナルレシピのレモネード専門店を全国に約100店舗展開しています。代表の河村氏は、飲食業を始めて10年以上の経験があり、創業当初からインターネットを使って社内でのセントラルキッチンと店舗での受発注を行うなど、いち早くデジタル化の導入に取り組んできました。本格的にITの導入を始めたのは7年前のEC(Electronic Commerce)です。その後、ECを通じて店舗を展開していく際に本部から店舗に発送する商品、例えばユニフォームや備品、消耗品などをすべて各店に販売するという仕組みを構築しました。また、社内でのワークフローをすべてDX化して、社内では稟議にかけたり、稟議書にハンコを押したりという流れは基本的にはありません。
株式会社芝寿し

店舗予約タブレットの導入により受注業務をデジタル化。お客様の満足度もあげ、従業員も働きやすくするサービスを目指す!

株式会社芝寿し(しばずし)は、石川県金沢市に本社を置く寿司弁当を製造・販売する企業。押し寿司を笹の葉でくるんだ代表商品「笹寿し」や、季節感のある各種お弁当の販売を行っています。笹寿しは年間1100万個以上を製造し、“金沢のソウルフード”とまで言われており、お弁当は高品質で多種多様・大量生産を可能にする工場を持っています。
株式会社All Dash Restaurant Systems

固定概念にとらわれず様々なITを実践。デジタル化していく部分と、人の心を育てていく部分と両立を目指す。

株式会社All Dash Restaurant Systems(オール・ダッシュ・レストラント・システムズ)は、石川県金沢市を中心にフードビジネス事業(和食店などの外食事業)を行っています。2011年に設立して以来、底曳き割烹「もんぜん」や故郷ダイニング「まれ」、旨い魚と野菜の金澤じわもん料理「波の花」など、いくつもの飲食店を展開・運営しています。
大口水産株式会社

未来を見据えてカメラなど食品や自分たちに合ったITを導入。動画コンテンツでも「活き」な情報を発信。

地域の人々に愛される魚屋として、1944年に会社を設立。水産物の加工・流通・販売を担う総合食品商社として、大口水産は、変わらない本質と、新しい価値を追求していきます。お店・事業所は7か所に広がり、直近ですと、イオン白山店に直営のお店をオープン。イオンでは65型くらいのモニター4基でお客さまに季節感含めアナウンスしながら活気のいい声で刺身から総菜まで販売。平日でも行列ができる人気店となっています。昔からかわらず近江町は本店として、ひときわ目立つ販売面積を誇っています。店舗カメラを導入してずっと配信を行うなど新しいことを取り入れながら「伝統」と「革新」の両輪で100年企業を目指しています。